Lesson. 05|分析ツール編
5-1|Google Search Console(サーチコンソール)とは
SEOと「記事の改善(リライト)」を考えるなら、Googleサーチコンソール(Search Console) は必須のツールとなります。このレッスンでは「Search Console」について学んで行きましょう♪

サーチコンソールとは?

【公式】https://search.google.com/search-console/about?hl=ja
Googleが無料で提供している自分のサイトの「検索パフォーマンス」を分析できるツール です。
- どんな「検索キーワード」で表示されているか
- 何回表示され、何回クリックされたか
- どのページがよく見られているか
- モバイル表示やインデックスのエラーがないか
- Googleがサイトをちゃんとクロールしているか
要するに「検索結果に出るまでの流れ」を見守り、改善できるツールです。
できること(主要機能)
(1) 検索パフォーマンスの確認
- 表示回数(Impression)
- クリック数(Click)
- 平均掲載順位
- CTR(クリック率)
例:「SEO 記事 書き方」というキーワードで1000回表示 → 30回クリック → CTR3% → 平均順位7.8位
(2) インデックス状況の確認
インデックスとは、Googleの検索エンジンに登録されているかと指します。検索エンジンに登録がされて、はじめて検索結果上に自分のサイトが表示されます。
- サイトのページがGoogleに登録されているか
- 登録されていない場合、なぜか(noindex, エラー, 重複など)
(3) URL検査
- 特定のページがGoogleにどう認識されているかを確認
- 修正後に「インデックス登録をリクエスト」できる
(4) エクスペリエンス系レポート
- モバイルユーザビリティ
- HTTPSの有無
(5) リンク状況
- 内部リンクの多いページ
- 外部リンクが貼られているページ
SEO改善での活用方法
CTR改善
CTRとは、「クリック率(Click Through Rate)」の略称
表示回数は多いがクリック率が低い → タイトル・ディスクリプションを改善
順位改善
5〜20位にいる記事を特定し、リライトで強化
コンテンツ拡張
表示されている「関連クエリ」から新しい記事テーマを発見
エラーチェック
クロールエラーやモバイル不具合を修正
更新タイミングの判断
順位が下がってきた記事を見つけてリライト対象にする
サーチコンソール活用の流れ(初心者向け)
- サイトをサーチコンソールに登録し、所有権を確認
- 「検索パフォーマンス」レポートで 上位キーワードと順位 を見る
- 「CTRが低い記事」「順位が10位前後の記事」を抽出
- タイトル・見出し・本文を改善(リライト)
- URL検査 → インデックス登録をリクエスト
- 2〜4週間後に順位やCTRの変化を確認
よくある質問
Q. サーチコンソールは順位を正確に出してくれる?
→ 「平均掲載順位」なので誤差あり。ただし傾向を追うのに十分。
Q. GA4との違いは?
→ GA4は「サイトに来た後のデータ」
サーチコンソールは「検索結果に出るまでのデータ」
両方使うと「来る前と来た後」の流れがつながる。
まとめると
サーチコンソールは「どんなキーワードで表示されて、クリックされているか」を見える化し、記事のリライトや改善の指針を与えてくれるツールです。
特に「CTRが低い記事」と「10位前後の記事」を見つけて改善すると、SEO効果が大きいです。
新規記事の公開後に「インデックス登録をリクエスト」をする重要性
新しい記事を公開した直後に「インデックス登録をリクエスト」する重要性 は、SEOに取り組む上で知っておくと差がつくポイントです。
インデックス登録とは?
- Google検索に記事を掲載してもらうために必要なプロセス。
- 「クロール → インデックス → ランキング」という流れのうち、検索結果に載る=インデックスされている状態。
- インデックスされないと、どれだけ良い記事を書いても検索結果に出ません。
自然に任せる vs リクエストする
自然に任せても、いずれGooglebotがクロールしてくれる。
ただし、新規サイトや更新頻度の低いサイトでは 数日〜数週間かかる 場合もある。
「インデックス登録をリクエスト」 をすると、
→ Googleに「この記事を優先的にクロールして!」と伝えられる。
→ 数時間〜1日程度でインデックスされるケースが多い。
リクエストの重要性
(1) 新規記事を早く検索結果に反映できる
- 特にトレンド記事・最新情報系は「スピード勝負」。
- ライバルより早くインデックスされることが上位表示のチャンスにつながる。
(2) サイト更新をGoogleに知らせる
- 更新を怠っているサイトはクロール頻度が下がりやすい。
- リクエストを繰り返すことで「このサイトは活発に更新している」とGoogleに認識され、クロール頻度も上がる。
(3) リライトした記事の改善効果を早めに検証できる
- 古い記事を修正しても、インデックスされなければ検索結果に反映されない。
- リクエストすれば数日以内に順位の変化を確認できる。
使い方(手順)
- サーチコンソールにログイン
- 上部検索バーに「記事URL」を入力
- 「URLがGoogleに登録されていません」と出たら → 「インデックス登録をリクエスト」クリック
- 数分〜数時間でクロール → 数日以内に検索結果に反映される
注意点
- 何度もリクエストしても効果は同じ(1回で十分)
- インデックスされるかどうかは記事の品質やサイトの評価次第(リクエストしても必ずされるわけではない)
- コピーコンテンツや薄い内容だと拒否される可能性もある
まとめ
インデックス登録をリクエストすることの重要性は
- 新規記事を最速で検索結果に反映できる
- サイトの更新性をGoogleに伝えられる
- リライトの効果検証を早めに行える
特に 新規記事公開直後 と リライト直後 は必ずリクエストするのがおすすめです。
Lesson. 05|分析ツール編