Lesson. 04|SEOライティング編
4-3|キーワード選定
キーワード選定はSEOライティングの中でも最も重要な工程です。
なぜなら、「どんなキーワードで検索されるか?」がわからなければ、誰にも読まれない記事になってしまうからです。
このレッスンでは初心者向けに、キーワード選定の考え方・やり方・おすすめツールについて、学んで行きましょう♪

なぜキーワード選定が重要なのか?
検索ユーザーは「悩み」や「目的」をキーワードにして検索します。
そのキーワードにマッチした内容を提供できれば、検索エンジンはあなたの記事を上位表示しやすくなります。
どのキーワードを狙うか
「どのキーワードを狙うか」で検索流入の9割が決まるとも言われており、キーワードはそれほど大事な要素になります。
逆に言えば、「キーワード」を狙わずに、自分の好きな内容で記事を作成しても、誰にも見つけてもらえず「誰にも読まれない記事」になってしまうということです。
検索されるキーワードで記事を作成することが重要
また、キーワードには「検索ボリューム」という「月間どれだけの回数検索されているのか」という指標があります。
検索されないキーワードで記事を作成しても、そもそも検索されないので、誰にも読んでもらえない記事になってしまいます。
つまり、検索されるキーワードで記事を作成することがとても重要ということです。
キーワード選定のステップ(初心者向け)
① 読者のニーズを明確にする(ペルソナ設定)
まずは、「どんな人が、どんな悩みで検索するか」を想像します。
例えば、
- ターゲット:30代主婦
- 悩み:「在宅でできる副業を探している」
- 想定キーワード:主婦 副業 在宅、家でできる仕事
② 関連キーワードをリストアップする
ツールを使ってキーワードを調べる
まずは、ツールを使ってどんなキーワードが検索されているのかを調べて行きましょう。
ツールは無料で使えるツールがたくさんありますので、自分が使いやすいツールを使ってもらって大丈夫です。
おすすめ無料ツール
| ツール | 主な用途 |
|---|---|
| キーワードプランナー(Google広告) | 月間検索数・競合度を調査(おすすめ) |
| ラッコキーワード | サジェストキーワードを一覧で取得 |
| Google検索サジェスト | 検索窓に入力すると候補が表示される |
| Ubersuggest | 検索ボリューム+難易度+類似ワードを調査 |
ツールにいろんなキーワードを入力してみよう。
ツールにいろんなキーワードを入力してみて、「どんなキーワードがあるのか?」調べてみましょう。
③ 検索ボリューム(需要)を確認する
各キーワードがどれくらい検索されているか(=検索ボリューム)を調べます。
- 月間1,000回以上:人気キーワード
- 月間100〜1,000回:狙い目(スモールワード)
Googleキーワードプランナー
検索ボリュームを調べるには「キーワードプランナー」というGoogleのツールを使用します。

①左メニューから「ツール」をクリック
②プランニングの項目を開き、「キーワードプランナー」をクリック
③「新しいキーワードを見つける」をクリック

④調べたい「キーワード」を入力。(単語、もしくは 2語以上)
⑤結果を表示

⑥関連するキーワードと、その各キーワードの「検索ボリューム(月間)」を確認することが出来ます。
Google広告を有料で出稿していない場合は、検索ボリュームの欄が「100~1000」のようなアバウトな表示になります。
狙い目キーワード(おすすめ)
最初は競合が弱く、検索ボリュームが100〜1,000の「ロングテールキーワード」を狙うのがおすすめ!
④ 検索意図を理解する(Why検索?)
ユーザーがそのキーワードで何を知りたいのかを考えます。
例:「ブログ 始め方」
- 検索意図①:開設手順を知りたい
- 検索意図②:必要なものを知りたい
- 検索意図③:無料でできる方法を探している
おすすめ|Google検索結果を見る
Google検索結果の1〜3位の見出しをチェックすると、意図が見えてきます。
⑤ 狙うキーワードを「メインキーワード+関連語」で構成する(3語以上)
メインキーワード
検索上位を狙う主軸語(
例:ブログ 始め方
サブキーワード(関連語)
関連する補足語
例:初心者向け、無料、収益化
メインキーワード+関連語(3語以上)
例えば、
- ブログ 始め方 無料
- 副業 在宅 おすすめ
キーワードのタイプ(分類)
| タイプ | 内容 | 例 |
|---|---|---|
| 商標系キーワード | 商品名やサービス名 | ChatGPT 使い方、U-NEXT 評判 |
| 情報系キーワード | ノウハウやHowToを求める | 副業 おすすめ、ブログ 始め方 |
| 比較・検討系キーワード | 商品選び・比較段階 | 動画編集ソフト 比較 |
| トランザクション系 | 購入・登録意欲が強い | ○○ 通販、○○ 割引 |
トランザクション系は成約率が高いため、アフィリエイトなどで人気です。
⑥ ライバルの強さを調べる(検索結果の1位~10位)
狙うキーワードが決まれば、実際にそのキーワードを検索窓に入力して検索してみましょう。
例えば、狙うキーワードが「副業 在宅 おすすめ」場合、このキーワード(3語)で検索してみましょう。
その検索結果の「1位~10位」の記事をざっくりでいいので確認してみて、自分が各記事の内容よりも良い記事(濃い)が書けそうか判断してみてください。
より良い記事が作成できそうであれば「書く価値」はありますが、もし全く太刀打ちできなさそうな場合は、そのキーワードは一旦スルーして、太刀打ち出来そうなキーワードを見つける方が「SEO的には早く評価を得る」結果につながります。
キーワード選定のチェックリスト
| 項目 | チェックポイント |
|---|---|
| ユーザーの悩みを具体化できているか? | |
| 関連語・サジェストは調べたか? | |
| 検索ボリュームは確認済みか? | |
| 検索意図を理解しているか? | |
| 記事構成に自然に使えるキーワードか? | |
| 検索結果(1~10位)のライバルに太刀打ちできるか? |
まとめ
キーワード選定は、SEO記事の「地図作り」のようなものです。選び方を間違えると、どんなに良い記事を書いてもユーザーには届かず、読まれることもありません。
まずは、
- ユーザー視点で考える
- 小さな需要から丁寧に狙う
- ツールを使って客観的に判断する
- ライバルを調べる
これらを意識して始めてみてください!
Lesson. 04|SEO・WEBライティング編編
- 4-1|SEOの基礎知識
- 4-2|SEOを意識したWEBライティング
- 4-3|キーワード選定
- 4-4|検索キーワードの意図の考え方
- 4-5|記事タイトルの付け方
- 4-6|見出しの付け方
- 4-7|導入文(リード)の書き方
- 4-8|記事本文の書き方
- 4-9|サムネイル画像(アイキャッチ画像)
- 4-10|ディスクリプション
- 4-11|記事のリライト