Felo AI（スライド生成）を使ってみよう♪

Lesson. 08｜AIツール編

Felo（フェロー）とは

Feloは、日本のAIスタートアップ企業であるSparticle株式会社が開発・運営しているAI検索エンジンで、「検索・情報収集・資料作成」を効率化できるツールです。

元々はAI検索エンジンとして開発されましたが、その機能の一部であるスライド（プレゼンテーション資料）の生成機能が注目されています。

Feloの主な特徴

Feloのスライド作成機能は、情報収集から資料の骨子作成までを大幅に効率化することを目指しています。

① 多様な入力形式に対応

キーワード・テーマ

作成したいスライドのテーマ（例：「AIの活用事例」）を入力するだけ。

URL

参考Webページやブログ記事のURLを貼り付ける。

YouTube動画

動画のURLを入力すると、内容を解析してスライドを生成。

ドキュメント

PDF、Word (.docx)、テキスト (.txt) などのファイルをアップロード。

② AIによる自動生成

• 入力された情報に基づき、AIが関連情報をインターネットから検索・分析。
• 内容を要約し、論理的な構成（アウトライン、章立て）を自動で提案。
• 各スライドのタイトル、本文テキスト、関連する画像やグラフなどを自動で挿入。

③ デザインと編集

• 複数のデザインテンプレートや配色パターンから好みのものを選択可能。
• 生成されたスライドは、Felo上で直接テキスト編集や簡単な調整が行えます。
• Canva連携: より高度なデザイン編集を行いたい場合、生成したスライドをデザインツール「Canva」に直接連携させて編集することができます。

④ プレゼンテーションモード

• 作成したスライドをそのまま発表できる「プレゼンテーションモード」を搭載。
• 共有リンクを通じて、聴衆がリアルタイムで発表者のスライドと同期できる機能もあります。

Feloの使い方（スライド作成の手順）

基本的なスライド作成の流れは以下の通りです。

1. Feloにアクセス: WebブラウザまたはスマートフォンアプリからFeloにアクセスします。
2. 入力: 検索ボックスにスライドのテーマを入力するか、URL（WebページやYouTube）を貼り付け、またはドキュメントファイルをアップロードします。
3. 生成開始: 「PPTを生成」や「スライドを作成」といったボタンをクリックします。
4. テンプレート選択: AIが内容の解析・構成案作成を行った後、デザインテンプレートと配色を選択します。
5. スライド生成: AIがスライドを自動生成します。
6. 編集・調整: 生成されたスライドを確認し、必要に応じてFelo内でテキスト修正や画像の差し替えなどを行います。（またはCanvaに連携して編集）
7. ダウンロード: 完成したスライドをPowerPoint形式（.pptx）やPDF形式でダウンロードします。（有料プランのみ可）

PowerPoint形式（.pptx）・PDF形式でのダウンロードは「有料プラン」のみ可

完成したスライドをPowerPoint形式（.pptx）やPDF形式でダウンロードしたい場合は「有料プラン」のみ可能です。

無料プランではできないので注意してください。

料金プラン

Feloには無料プランと有料のProプランがあります。

プラン	料金	主な特徴（スライド作成関連）
無料プラン	無料	スライド作成機能の利用が可能（ただし、1日の作成回数に制限がある場合があります） 基本的なAI検索は無制限
Proプラン	月額: 2,099円 年額: 20,998円	「無料プランの全機能」スライド生成の処理速度向上や、より多くのテンプレートが利用可能になる場合があります。 GPT-4やClaude 3.5 Sonnetなど、より高性能なAIモデルを利用した検索・生成が可能（プロフェッショナル検索：1日300回まで）  新機能への優先アクセス

※料金や機能の詳細は変更される可能性があるため、最新情報は公式サイトをご確認ください。

Feloの評判・レビュー

ユーザーからは、以下のような点が評価されています。

良い点

• 「たたき台」として優秀: ゼロから資料を作成する手間が省け、スライドの骨子や要点をまとめた「たたき台」を数分で作成できる点が非常に便利。
• 情報収集が速い: AIが自動で情報を収集・要約してくれるため、リサーチ時間が大幅に短縮されます。
• 操作が直感的: シンプルなインターフェースで、AIツール初心者でも使いやすいと評価されています。
• Canva連携: 普段からCanvaを使っているユーザーにとって、シームレスに編集を移行できる点が便利です。

気になる点

• デザインの単調さ: 自動生成されるスライドのレイアウトが似通ってしまうことがある、という指摘があります。
• Felo内での編集機能: Felo上での直接編集機能は、PowerPointやCanvaに比べると機能が限定的で、操作性がやや劣ると感じるユーザーもいます。
• そのままでは使えないことも: あくまで「たたき台」であり、そのまま完璧なプレゼン資料として使えるわけではなく、最終的には手直しが必要な場合が多いです。

活用シーンの例

• 社内会議用資料を短時間で作りたい。
• 新製品／サービスのプレゼン資料をゼロから作る。
• 教育・講義用スライドを効率的に準備。
• 論文・レポート（PDF）をスライドに変換して発表資料とする。
• 多言語対応プレゼン（例：英語＋日本語）を準備する。

まとめ

Feloは、「資料作成の初動（情報収集と構成案作成）をとにかく速く終わらせたい」というニーズに最適なAIツールです。

特に、以下のような方におすすめです。

• プレゼン資料の作成に時間をかけたくないビジネスパーソン
• レポートや発表資料の骨子を素早く作りたい学生
• Web記事や動画の内容を元にスライドを作りたい方

無料プランでもスライド作成機能を試すことができるため、まずは一度、ご自身で試してみるのが良いでしょう。